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ふるさと切手「近畿の花」の発行 [郵便局]

3月3日付で日本郵政公社近畿支社より、4月3日(月)に発売される「近畿の花」の発行についての報道発表がされています。
(報道発表の全文はこちら

一言で言えば、見事にまでここ数年(強いて言えば昨年来)のふるさと切手の傾向をこれでもか!!と集約させた切手だと言えるでしょう。
(勿論、良い意味で言っているのではないことはお分かりのことかと思いますが:爆)
その理由として....

1.無難な花の切手である

2.「~の花」という名称で、他の支社で使っていた企画を二番煎じ的に使っている
(例:「北海道の花」「山梨の花」「北陸の花」「神奈川県の花」「信州の花」等々)

3.絵柄も県花を使っており(各県の花は1990年発行の「47都道府県の花」で取り上げられている)、題材に新鮮味がない
(他に違った花を取り上げるのであればまた違ってくるのでしょうがねぇ....)

4.連刷になっており、購入者に負担が大きい形になっている
(いくら「1枚から販売します」とはいっても、1種類だけ纏めて買う人も少ないでしょうし、普通は全種類買ってしまうのが世の常ですよね)

5.50円切手として発行されている(昨年以降80円切手として発行されるケースは徐に減っている)

そう考えると、これだけでも見事なまでに面白みのない切手だと言えるでしょう(爆)。

 とはいっても、ここまでボロクソに言ってしまっては余りに可哀想(??)なので、ここは鬼にも情けと言うことで(??)、良い意味で気になった部分も挙げておくと....

1.6枚1組ということで、切手の配列が非常に特徴的である
※大阪府の「サクラソウ」と京都府の「シダレザクラ」が各4枚ずつで(前者は上から1列目、後者は下から1列目に配置されている)、残りの分は各3枚ずつ(上から2~4列目にそれぞれ1枚ずつ配置されている)となっていますが....

2.純粋にデザインとしてみるならば、「鮮やかに着物を染め上げる技法を用いて」いる点が印象的で、どこか温泉の浴衣をイメージさせるような作りが面白いと思いましたが....
(特に京都府の「シダレザクラ」が一番浴衣っぽい感じですが....)

3.そのデザインを手がけた方が「無線友禅師」という職業の方で、普通の絵描きさんやデザイナーさんを用いたところではない点が一味違う選定になっている

純粋にデザインだけで見ればユニークな作りだなと思える切手なのですが、いかんせん元の企画構成やコンセプトのあり方に問題がある分、かなり損をして見られていると言っても良いでしょう。
でも、「ヤエザクラ」や「シダレザクラ」等、時期的に丁度良い絵柄も含まれていますし、無難ではありますが、見方によっては無難にも面白くも使えそうな気はするのですが....
少なくとも、素直に割り切れない思いだけは強く残る一品なのは事実です(爆)。

#今回も、例によって「雑貨屋の簡易郵便局」にて「ふるさと切手&風景印絵柄対応表」を更新して掲載していますので、こちらもご覧下さいませ(^^)。


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