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ふるさと切手「中国5県の花」の発行 [郵便局]

 3月22日付で日本郵政公社より、5月1日(月)に発売される「中国5県の花」の発行についての報道発表がされています。

(報道発表の全文はこちら

二十世紀梨の花と弓ヶ浜 ボタンと日御碕 モモの花と瀬戸大橋 モミジと宮島 夏みかんの花と青海島
 毎度毎度の県花(と県の名所)をあしらった連刷切手(しかもこの手の切手ではお約束的な50円切手)というだけですでに食傷気味ですが(爆)、先に報道発表された「近畿の花」が一風変わったイラストで一歩前に出ている感じなのに対し、この「中国5県の花」に関しては、何の目新しさもない、実に旧態然とした花切手でしかないと言い切れます(^^;;。
その理由として....
・この手の県花と各県の名所を題材にした切手は、今までに「九州の花と風景」(ふるさと切手 2005年・50円×10種類)や「神奈川県の花」(ふるさと切手 2004年・50円×4種類)、「関東花紀行」(ふるさと切手 2004年・50円×5種類)等過去にも多々出しており、それらと見比べても単に花と地名が変わっただけにしか思えない

・既に中国地方では、2000年に「中国地方の自然~花」というタイトルで、似たような題材とテーマで連刷切手を出しており、1990年の47都道府県の花切手を含めるとこれで県花が題材になるのは3度目である
#「中国地方の自然~花」(ふるさと切手 2000年・50円×5種類)
中国地方の自然~花

・しかも、今回の山口県の「夏みかんの花と青海島」は上記の「中国地方の自然~花」の「ナツミカンノハナ」と題材(夏みかんの花と青海島)が全く同じであり(後者は正式に題材は示されていないが、構図からして同じ青海島を描いているものかと思われる)、広島県の「モミジと宮島」に至っては、上記の「中国地方の自然~花」の「モミジ」だけでなく、「47都道府県の花・モミジ」(ふるさと切手 1990年・62円)とまで全く同じ題材(モミジと宮島)が描かれており、広島にはモミジと宮島しか描く題材がないのか!!と思えるほど辟易させられる
#「モミジ」(ふるさと切手 1990年・62円)
モミジ


まあ、純粋に「一枚の作品」として見てみると、特に「夏みかんの花と青海島」はこれからの夏のシーズンに合いそうな爽やかさがありますし、全体的に落ち着いたトーンで占められていますので、絵葉書とかに合いそうな気はしますが....
#余談ながら、先月かそこらの朝日新聞の「声」の欄で、絵手紙を送るのに花の絵柄の50円切手を使いたいが、すぐに売り切れて困るというご意見もありましたので、特に年配の方を中心にこうした花切手に根強い需要があるのは否めないのですが....
とはいっても、全体的に他の切手と比べた時に、どうしてもこの切手でないと!!というインパクトや鮮明感が完全に欠落しているのも事実ですし、ひいては作品としての面白みに欠けると言い切っても問題はないでしょう。
果たして他のBlogでの評価がどう出るかは分かりませんが、少なくとも店主はここまで魅力のない切手はそうそう無い!!とかなり低い評価を出しておきます(^^;;。
 
#一応、例によって「雑貨屋の簡易郵便局」にて「ふるさと切手&風景印絵柄対応表」を更新して掲載していますので、こちらもご覧下さいませ(^^)。
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